ホッカイキャシー（1999年生、母ホッカイセレス）

ホッカイキャシー（1999年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したホッカイセレスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、地方12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたミヨノドリーム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアシデマトイに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアガーテをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

2月15日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

8月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のソーアラートをクビ差振り切って3勝目を手にした。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

5歳（2004年）

2月1日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青木芳之騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青木芳之騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月3日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は青木芳之騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた24戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のブルーライト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の一般B3 C1（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のアイランドファイトを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、三峰山特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったマルダイプレゼントに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月8日、中3週で迎えた28戦目は、秋日和特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた29戦目は、宝登山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた30戦目は、神流湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6歳（2005年）

1月12日、中5週で迎えた31戦目は、一般B3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリュウノーザンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月14日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のバレンタイン特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた33戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、雛祭特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。