カミモリジェンヌ（1997年生、母ミスシリネラ）

カミモリジェンヌ（1997年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のグルームダンサー（当時13歳）と交配したミスシリネラが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のデネブ賞(一般B2四 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

9月11日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2000年）

1月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、舞木強騎手を鞍上に迎えて、4歳（高崎ダート900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のツルギゴゼンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカイザワホクトに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーパーマーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの弥生特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は舞木強騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャムスターから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手（4戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーディオールに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキールナに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で舞木強騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーディオールに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月12日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のダリア特別（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で舞木強騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の北関東オークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のフリートツイスターに1馬身半の差をつけて優勝

12月18日、中7週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナイキバビロンを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

2月5日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦の駿望特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月12日、中4週で迎えた17戦目は、春霞特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ベニハナ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、観月特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャドーウルフに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた22戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったミカノジャンプに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月12日、中5週で迎えた23戦目は、冬日向特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウイナーズマーチに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、初霜特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2002年）

1月22日、中2週で迎えた25戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1390m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1四（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングバローズを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月11日、中3週で迎えた27戦目は、若草特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、杉並区特別（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデリバーザグッドをアタマ差振り切って勝利数を11に伸ばす

4月8日、中1週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた30戦目は、プレアデス賞（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた31戦目は、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、緑風賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリンガスオーカンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月14日、中1週で迎えた33戦目は、みなづき賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月20日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ戦のドラマチックナイト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のデネブ賞（大井ダート1690m 雨/重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキバセイントを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月16日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた37戦目は、マゼラン星雲賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（8戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。