トリックスター（1986年生、母ミスタイモア）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

11月12日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のライラトウショウに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月24日、中5週で迎えた2戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

3歳（1989年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。24頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、21番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら22番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず20着に終わった。

12月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグロウヨドワンに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は竹原啓二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったタマモフロンテアをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月11日、連闘で迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したグレートディンプルにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったタマモフロンテアにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコメモラカントリーに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月26日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスズワンダー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したダイナスピーチにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月14日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセンゴクヒスイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹原啓二騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5歳（1991年）

2月17日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹原啓二騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹原啓二騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹原啓二騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で竹原啓二騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹原啓二騎手（11戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月13日、中8週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

12月7日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月14日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6歳（1992年）

2月9日、中7週で迎えた26戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月23日、連闘で迎えた28戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は玉ノ井健志騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。