オファニエル（2007年生、母エンゼルカロ）
Ofaniel
2007.03.29
オファニエル（2007年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「旧約聖書偽典の一つエノク書に記される天使。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時12歳）と交配したエンゼルカロが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方31戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C4-3。
経歴
デビュー前
7歳のとき、白井牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、一山育成牧場によって75.6万円で落札された。
ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。
梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2009年）
10月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。
11月8日、中1週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。
3歳（2010年）
3月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。
5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はトーアミョウリと並んで12着同着となった。
6月26日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。
9月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
9月29日、中2週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
10月7日、連闘で迎えた9戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、エルガーに半馬身交わされて2着に敗北した。
10月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、マスターロブストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中1週で迎えた11戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ライクキャロットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
11月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。
4歳（2011年）
5月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。
5月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。
5月26日、中1週で迎えた15戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。
6月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。
6月29日、中2週で迎えた17戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のアグネスエイプリルに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
7月14日、中1週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。
8月11日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた19戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、セイユウチェイサーに交わされて1馬身差の2着となった。
8月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。
9月7日、中1週で迎えた21戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、余市町リンゴ賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。
9月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。
10月5日、中1週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。
10月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。
11月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。
11月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。
5歳（2012年）
4月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、樹海ロード日高賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。
5月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。
5月24日、中1週で迎えた29戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。
6月20日、中3週で迎えた30戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオウシュウジャパンに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。
7月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。
7月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。
8月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。
8月30日、中3週で迎えた34戦目は、木古内育ち「はこだて和牛」賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。
9月19日、中2週で迎えた35戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。
10月2日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。
10月16日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。
10月30日、中1週で迎えた38戦目は、日高山脈賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。