インターアニマート（1985年生、母ヒダカセツシヨン）

インターアニマート（1985年4月28日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したヒダカセツシヨンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着5回、地方10戦1勝2着1回。1989年の中京記念(ハンデG3)に勝利した他、1989年の金鯱賞(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月28日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターアダムスを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシヤマショウを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

3月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3のペガサスステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたガクエンツービート決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。24頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったモガミホンデームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップファイナルを半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカツトクシンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1989年）

1月22日、中5週で迎えた13戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、すばるステークス（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月19日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒデリュウオーに5馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。

4月2日、中1週で迎えた16戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（9戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（10戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマルブツファーストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月5日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（1990年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島良保騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた23戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島良保騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田島裕和騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

11月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた25戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田島良保騎手（16戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（17戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（18戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月9日、中4週で迎えた28戦目は、すばるステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（19戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（20戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた30戦目は、プロキオンステークス（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で田島良保騎手（21戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったストロングパワーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

4月21日、中4週で迎えた31戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島良保騎手（22戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月11日、中6週で迎えた32戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、ジューンハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリカツオーヒに3/4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月10日、中3週で迎えた33戦目は、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったチヤンピオンスターから半馬身差の2着に敗れた。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた35戦目は、グランドチャンピオン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた36戦目は、浦和記念（浦和ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で久保秀男騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1992年）

1月9日、中5週で迎えた37戦目は、東京シティ盃（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で久保秀男騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた38戦目は、報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保秀男騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた39戦目は、川崎記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保秀男騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月14日、約3か月の休み明けで迎えた40戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。