エプソムスティーヴ（2005年生、母ゴーンスペクター）

エプソムスティーヴ（2005年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時8歳）と交配したゴーンスペクターが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方25戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2 13。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって447.3万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額945万円（4.73万×200口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中7週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4歳（2009年）

6月23日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた12戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマリエングローリーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイヤフェニックスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

10月17日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカチカチオウジに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月19日、中8週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5歳（2010年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月15日、中0週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のザルツブルクに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月13日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、コスモイチモンジにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のカシノジュリアに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（9戦5勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたホウライノマイ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた33戦目は、オータム特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（13戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。