アイタカ（2021年生、母ドリームアドリーム）

アイタカ（2021年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「会いたい(九州弁)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時14歳）と交配したドリームアドリームが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者はストームファームコーポレーション。2023年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ストームファームコーポレーションから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって385万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月12日、デビュー戦は河原田菜々騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は410kg。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムシマジンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムチュラランに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

1月6日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコウユーカメサンヨに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月11日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒマワリクンに約11馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月18日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた9戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月4日、中9週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2024 グランプリ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ルピナステソーロに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、神楽月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったライジングセーラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミヤノウッドリーを半馬身振り切って3勝目を収める

4歳（2025年）

4月20日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定オープンの佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた14戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のオオイチョウに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月22日、中8週で迎えた15戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた16戦目は、周防灘賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた17戦目は、陶器の日賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた18戦目は、JBC2025船橋・門別まであと1日（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。