フェルロッサー（2003年生、母デスティーノ）

フェルロッサー（2003年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「救世主（オランダ語）」。毛色は芦毛。種牡馬のフィガロ（当時8歳）と交配したデスティーノが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着4回、地方22戦3勝。2005年のウィナーズチャレンジに勝利した他、2005年のスペシャルウィーク賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンシャイン牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

4月21日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のセカンドバックに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のキタニッポンに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月11日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、フェイクフェイスに半馬身交わされて2着となった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2007年）

4月18日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、スターリングローズ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた12戦目は、日本軽種馬協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、サウスヴィグラス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、ゼンノエルシド賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、サクラプレジデント賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた17戦目は、マイネルラヴ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、スウェプトオーヴァーボード賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、タヤスツヨシ賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、SJT第2戦シルバーホイップ賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた21戦目は、鵡川ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウトウゲンを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

12月23日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウィズディクタット決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したシャウトラインにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月2日、約9か月の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6歳（2009年）

6月27日、約8か月の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた28戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた29戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた30戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7歳（2010年）

2月6日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月14日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた34戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したアフィリエイトを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5月16日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた37戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8歳（2011年）

6月16日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた38戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた39戦目は、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。