ラファエーレ（2019年生、母オーミバンビーナ）

ラファエーレ（2019年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『神は癒した』を意味する人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時9歳）と交配したオーミバンビーナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3歳（2022年）

7月23日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

2022年8月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月25日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスプレッドイーグルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた4戦目は、ホクレングリーンプラス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキゲシズクを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、オレガノ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石堂響騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、新ひだか建設協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったフクノバルトランに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、ポッカレモン100（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロードレアルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、由仁町由栗いも特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、タロマイスターに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、サンクス2022賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたゴールデンシエロ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、祥雲賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のカシオンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、大寒特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリナチャンを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、BAOO記念（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラフトマンシチーに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月19日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウィッシュムーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、アクアマリン特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセッサーに6馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

3月25日、中2週で迎えた15戦目は、花月賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラックアリエスに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月2日、連闘で迎えた16戦目は、エイプリル特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィッシュムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンピナクルに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、青葉特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた20戦目は、初夏賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスペシャルトークに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中3週で迎えた21戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、向夏特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2024年）

3月3日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、春望特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた23戦目は、軽暖賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた25戦目は、FUJI2周年記念レース（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアンパトを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、若葉特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた27戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、すずらん特別（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた29戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた30戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、やまゆり特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、コスモス賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた33戦目は、さざんか賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。