ナイストップボーイ（2001年生、母フアニートウシヨウ）

ナイストップボーイ（2001年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ナイス＋頂点＋少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時9歳）と交配したフアニートウシヨウが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は増尾牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、中央障害4戦3勝2着1回、地方1戦1勝。2004年のニュージーランドトロフィー(G2)で2着に入った他、2005年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、増尾牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、増尾牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、菅藤宗一によって315万円で落札された。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月21日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

3歳（2004年）

1月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦の若松賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユニコンサマーズに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のインセンティブガイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月10日、中1週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したシーキングザダイヤに3/4馬身届かず2着となった。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

11月14日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2005年）

1月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた13戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた14戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のファントムスズカに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月5日、中1週で迎えた20戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテレジェニックから5馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマッチョに5馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月25日、中3週で迎えた22戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイトライに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。