スマイルミーシャ（2020年生、母クリスマドンナ）

スマイルミーシャ（2020年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したクリスマドンナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。2023年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2022年の園田ジュニアカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿橋義昭から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって484万円で落札された。

飯田良弘厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2022年）

11月1日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。馬体重は499kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラクルハゼオーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノマリアに7馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンメヌエットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベラジオソノダラブをクビ差振り切って負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2023年）

4月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったベラジオソノダラブに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルグリッドに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月14日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベラジオソノダラブに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月27日、中5週で迎えた8戦目は、全農パールライス50周年杯（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のホクザンゴールドに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月7日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（7戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルグリッドに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月27日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中5週で迎えた11戦目は、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（9戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のツムタイザンをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2024年）

1月11日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のコウノトリ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（10戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリノメガミエースに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定Jpn3の兵庫女王盃（園田ダート1870m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（11戦9勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（12戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったメイショウハクサンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中4週で迎えた15戦目は、六甲盃（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（13戦9勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月30日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で吉村智洋騎手（14戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったハクサンアマゾネスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。