ビートフォンテン（2000年生、母ウッドスペル）

ビートフォンテン（2000年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したウッドスペルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方31戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松栄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって735万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた5戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバスターヒリュウを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月14日、中3週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（2003年）

3月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた10戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（高崎ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた12戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、中央条件交流十三夜特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったレオドロップから3/4馬身差の2着となった。

11月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月13日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4歳（2004年）

4月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた17戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月16日、中0週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

8月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた19戦目は、丸沼特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は早川順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、芙蓉特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョクイチグッドからクビ差の2着に甘んじた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、地方重賞のフリーダムカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、名月賞（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月9日、連闘で迎えた23戦目は、かぶら川特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は早川順一騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のディーエスライナーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた24戦目は、雷神賞（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた25戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、ハロウィン特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のソヴールに半馬身の差をつけて優勝

12月13日、中5週で迎えた26戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2005年）

1月3日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマイネルチェッカーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月12日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月22日、中0週で迎えた30戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジノツヨシを強烈な末脚で半馬身差し切って4勝目を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヨークタウンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた33戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた34戦目は、マリーン特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた35戦目は、カーネリアン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイジュエンジェル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月12日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月25日、中8週で迎えた38戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた39戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月29日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6歳（2006年）

7月27日、約7か月の休養明けで迎えた42戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた43戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた44戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。