プレミアムサンダー（1994年生、母Seattle Dawn）

プレミアムサンダー（1994年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のEasy Goer（当時8歳）と交配したSeattle Dawnが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦4勝2着3回。1997年の京都4歳特別(G3)で2着に入った他、1997年のトパーズステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるエイシンブライドルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のファビラスターンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3歳（1997年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネフクキタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたシルクジャスティス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、トパーズステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のユノペンタゴンに1馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

4歳（1998年）

8月9日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のやまなみステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したナナヨーウォリアーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキュンティアを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。