ボーダレスガール（2015年生、母マサノミネルバ）

ボーダレスガール（2015年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したマサノミネルバが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、地方14戦4勝2着1回。2017年のフルールカップ(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、山野牧場によって990万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月24日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイシンメモリーズをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月18日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマサノスマイルを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

10月12日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

11月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（2018年）

2月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の桃の花賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリードゥラメールを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったプレシャスクインにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデ戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた13戦目は、秋空賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月14日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のエコリーン賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスエツムハナに2馬身の差をつけて制した。

4歳（2019年）

6月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、タイタン賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、井藤漢方製薬のしじみの入った牡蠣ウコン杯（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた18戦目は、サードニックス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた19戦目は、高さ日本一!鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月23日、中0週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の遊びを、まん中に。（株）よみうりランド（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のグリズリダンスに5馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

10月28日、中4週で迎えた21戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた22戦目は、清川村宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2020年）

4月15日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、桜吹雪特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゴールデンスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったセイントビーナスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、中2週で迎えた25戦目は、カーネーション特別（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の伏姫スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦の虹色スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、天の川スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月30日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ベストウィッシュスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた30戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6歳（2021年）

1月14日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のガーネットスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のフリージア賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のトサミズキ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

2021年3月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。