グリズリダンス（2015年生、母オンワードミシェル）

グリズリダンス（2015年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「熊が痒くなった時、体を木にこすりつける動作より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したオンワードミシェルが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月10日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ディサーニングに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

3月25日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のサイモンジルバに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月1日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

10月27日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2019年）

1月26日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

6月21日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって5着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月25日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、濃溝の滝賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、小野ファーム横濱アイス工房記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

9月23日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の遊びを、まん中に。（株）よみうりランド（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったボーダレスガールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた21戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の錦秋特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンイーサリアムを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（クイ（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた23戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（2020年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、七福神特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したアップドラフトに3/4馬身届かず2着となった。

1月17日、中1週で迎えた26戦目は、睦月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた27戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のなのはな特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた28戦目は、南足柄市特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月13日、中0週で迎えた29戦目は、弥生特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦の’20 ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた31戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦のレディースセレクション（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた32戦目は、皐月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた33戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、日高銀聖特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた35戦目は、向日葵特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた37戦目は、ホクレン「拓くぞ!未来」特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた38戦目は、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた39戦目は、リアルインパクト・プレミアム（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた40戦目は、オルフェーヴル・プレミアム（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2020年12月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。