スペースキングオー（1996年生、母ムーンバージ）

スペースキングオー（1996年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時16歳）と交配したムーンバージが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は木稲牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

10月14日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラギャルから4馬身差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワンポイントに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月15日、中7週で迎えた3戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカオリスマイルから半馬身差の2着となった。

3歳（1999年）

6月6日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で三小田幸人騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハマノマイティーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリズムシュートに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三小田幸人騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリズムシュートに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三小田幸人騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモーメントヤナギに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で三小田幸人騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた13戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウワハリケーンに1馬身の差をつけて6勝目をマークした。

4歳（2000年）

1月22日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三小田幸人騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハマノマイティーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイコーオーカンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローマンシャダイを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイワンゴールディに1馬身の差をつけて8勝目を手にした。

9月23日、中6週で迎えた22戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月3日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

5歳（2001年）

3月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。