ミナミノゴージャス（1995年生、母ベイサス）

ミナミノゴージャス（1995年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のTrempolino（当時11歳）と交配したベイサスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地16戦4勝、中央障害21戦3勝2着6回。2001年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入った他、2001年の中山大障害(JG1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月5日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヘブンズブレスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月19日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（1998年）

3月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月15日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のターフメダリストをハナ差振り切って2勝目を収める

11月7日、中3週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

4歳（1999年）

7月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサニーシェーバーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のシンコウシングラーをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

10月9日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた17戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマイリングハントから3馬身半差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズニューパワーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2000年）

7月29日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口大二郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田口大二郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で田口大二郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイマーカムに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、中2週で迎えた23戦目は、ナッキージャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田口大二郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッカイマーカムから3/4馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキハタコンコルドから5馬身差の2着となった。

12月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

6歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた26戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のストーミーサンディに1馬身1/4の差をつけて7勝目を掴み取った。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田口大二郎騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドから6馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた28戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーカイから8馬身差の2着となった。

6月9日、中7週で迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月18日、中9週で迎えた30戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田口大二郎騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田口大二郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた32戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で田口大二郎騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2002年）

1月6日、中1週で迎えた33戦目は、府中新春ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に65kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で田口大二郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフサイチゴールドから2馬身半差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた35戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（2003年）

6月14日、約14か月の休養明けで迎えた36戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた37戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に65kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。13着に敗れた。