アリゾナアベニュー（2005年生、母ベルキス）

アリゾナアベニュー（2005年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名＋大通り」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したベルキスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって955.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、諸江幸祐によって945万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボーダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモスパロウをクビ差振り切って制した。

10月5日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

12月21日、中7週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月19日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5歳（2010年）

9月18日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6歳（2011年）

8月13日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月2日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた18戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したアドマイヤジャガーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。