マザーフェイヴァー（2018年生、母ウォータープレミア）

Mother Favor

2018.02.13

マザーフェイヴァー（2018年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母の寵愛。母の唯一残した牝馬である本馬に沢山の愛情が注がれるよう」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したウォータープレミアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹地牧場。主な勝ち鞍は2023年のバショウカジキ賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,300万円（6.5万×200口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3歳（2021年）

2月27日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月1日、中6週で迎えた5戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月11日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4歳（2022年）

1月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた7戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、弁才天賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、ミーアキャット賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったワイプアウトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中4週で迎えた10戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、スズメ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月13日、中9週で迎えた11戦目は、ハヤブサ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、トビウオ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、ウォンバット賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた15戦目は、ヤマネ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、福禄寿賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、プレーリードッグ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月15日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、イヌワシ賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた20戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、トンビ賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、トウザヨリ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷内貫太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた22戦目は、ヒラマサ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷内貫太騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったシグナスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた23戦目は、バショウカジキ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の気力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のセキノアトラスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた24戦目は、ワラビー賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた25戦目は、ムササビ賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のバジガクシャーンスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月6日、中3週で迎えた26戦目は、ウォンバット賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、エスカレーションに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中4週で迎えた27戦目は、ヤマネ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディーレクタをクビ差振り切って3勝目を手にした。

6歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、弁才天賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた29戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、カピバラ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月27日、中7週で迎えた30戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレパレンセを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って4勝目を収める

4月17日、中2週で迎えた31戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。