ランフォーエバー（1986年生、母フジタカレデイ）

ランフォーエバー（1986年5月25日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時13歳）と交配したフジタカレデイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着3回。1990年の青函ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

8月6日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は526kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったダイワオットーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアイモールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベストスタッフに8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハギノシンセイオーを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったリワードパラディンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4歳（1990年）

7月7日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のキャッシュグレードに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒノトリデンセツをアタマ差振り切って制した。

9月29日、中3週で迎えた13戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。