ニシノコチ（2019年生、母ニシノミナミカゼ）

Nishino Kochi

2019.03.15

ニシノコチ（2019年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+東風」。毛色は鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時13歳）と交配したニシノミナミカゼが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

3歳（2022年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月3日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴォンソレイユに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコインポケットに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、カタバミ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヌマに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、門別競馬場とねっこ広場賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイアミュレットにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、JBC協会と共に走る特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジョリーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2023年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2023年2月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。