エメラルドビコー（1993年生、母Mawgrit）

経歴

デビュー前

2歳（1995年）

11月11日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトラスティスカウトを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマチカネユーフォーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のヤンガースシチーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、フィールドサンダーに半馬身交わされて2着となった。

5月12日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた11戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

4歳（1997年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマニンサイクロンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月8日、中2週で迎えた19戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月27日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイタクタイヨウに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったワカサウルフを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったダンジグカラーズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（1998年）

1月24日、中8週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着を確保した。

2月7日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はサムライダイショウと並んで2着同着となった。

3月7日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のダイワタゴールに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。