セントラルカフェ（2004年生、母パーベック）

セントラルカフェ（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中央＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したパーベックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の南相馬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったウインボールドをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月19日、中5週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったナムラマースに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月24日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルヘンリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた4戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、アイアムジュピターにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンアスレチックを猛烈な末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2008年）

5月3日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は小島太一騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（7戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のデストラメンテをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

5歳（2009年）

4月25日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

11月22日、中5週で迎えた16戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。