キタサンライン（1987年生、母パーセント）

キタサンライン（1987年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時13歳）と交配したパーセントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）レジェンドファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着5回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の東風ステークス。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

8月13日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ウイナーズパレスに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月24日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハシノケンシロウにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアラカワルチェーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったワイルドファイアーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3歳（1990年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイフウオーザに4馬身の差をつけて制した。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着を確保した。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグローリーアゲンをクビ差振り切って雨中の戦いを制した。

12月9日、中4週で迎えた16戦目は、市川ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた17戦目は、’90フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4歳（1991年）

1月19日、中3週で迎えた18戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったインディアンヒルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたバンダイロード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月24日、中2週で迎えた20戦目は、東風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のマルトラックに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月16日、中2週で迎えた21戦目は、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（13戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月5日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（14戦3勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた23戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（15戦3勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（16戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（1993年）

11月4日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、千島英之騎手を鞍上に迎えて、ホクチク特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1994年）

8月7日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた26戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で頼本盛行騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で頼本盛行騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で頼本盛行騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた30戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で頼本盛行騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。