シーカー（2015年生、母ハリケーンタマ）

シーカー（2015年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「探索する者」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したハリケーンタマが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はびらとり牧場。主な勝ち鞍は2020年の能登町小木袖キリコ特別(一般B2一)。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月14日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月16日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月25日、中9週で迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月30日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた5戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウレオネスに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、高坂龍太朗社長誕生日記念（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルナマジックをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったデンコウグランデをアタマ差捉え切れず2着に惜敗した。

5歳（2020年）

4月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた14戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリキンツバに3馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったスカイオリオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の菊桜賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月21日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の朝顔賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、バリエンテドンナに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、浅野川特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンクリスタルに5馬身の差をつけて優勝

8月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエールジョリーを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、能登町小木袖キリコ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウバンダイに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

10月18日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のカタバミ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、朝倉ゆり生まれてきてくれてありがとう記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のきんせんか賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、的場文男騎手黄綬褒章受章記念inかなざわ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた26戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、的場文男騎手黄綬褒章受章記念inいしかわ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2021年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、菜の花特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた28戦目は、お家で投票!楽天競馬賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフラウティスタに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクーザに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月26日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノブラックオーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月17日、中2週で迎えた31戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイツーシリングに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月22日、中4週で迎えた32戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったパイカジに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた33戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズカップ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマウンテンアリスに2馬身半の差をつけて9勝目を掴み取った。

10月3日、中3週で迎えた34戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、ハロウィンナイト賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた37戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた38戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。