ストリートダンス（2006年生、母スリーフェアリー）

ストリートダンス（2006年4月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「路上で発生した踊り。ヒップホップやブレークダンスなど」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時18歳）と交配したスリーフェアリーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2011年の増田蔵の日レース(一般B1四 B2一)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

9月19日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走からさらに28kg増やして迎えた3戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、一般D3-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソラウララを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のピーチショコラを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

4歳（2010年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、のりこの週刊おばさん白書杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴッデスフラワーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、エプソムフォルテに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイズミハーバーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモジャーニーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストンシリウスに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルブツジャガーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般B2十（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイショウルシアンに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月15日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、森林林業日本一の町住田レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックベガスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったシャイニーベストに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた17戦目は、日本一のもちつき大会レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、がんばろう陸前高田（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月25日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた19戦目は、せんまや夜市30周年記念レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたゲンパチオブラヴ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、外山節全国大会レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のゲイリークインに7馬身の差をつけて8勝目を手にした。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1一（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた23戦目は、北上産業観光レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、増田蔵の日レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のシュクモモコに3馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

10月15日、中1週で迎えた25戦目は、高野長英記念館レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったクォークに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、玉山行者にんにくレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったバラディーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた27戦目は、健康と癒しの郷八幡平レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた28戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2012年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、乳頭山レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた30戦目は、衣川レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したリーガルファルコンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた31戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1三 B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。