シュクモモコ（2008年生、母ローレルオードリー）

シュクモモコ（2008年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時16歳）と交配したローレルオードリーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、地方23戦3勝2着7回。2011年の日高賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡信義から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

熊谷昇厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2010年）

9月26日、デビュー戦は関本淳騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は413kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、サンリクロマンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスパルタンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったセリトスガッテンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったセリトスガッテンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったガッテンモントレーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモデナリに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の夫婦石おいとこレース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンパイロットを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

9月17日、中3週で迎えた14戦目は、北上産業観光レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた15戦目は、増田蔵の日レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったストリートダンスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた17戦目は、葉山めがね橋レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタカラムーンに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったシャイニーハリアーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、JA前沢牛しぐれ煮杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた20戦目は、ダイヤモンドダストカップ（水沢ダート2000m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、新緑賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、駒形賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。