ロンシャンエース（1996年生、母アワーフェイヴァリット）

ロンシャンエース（1996年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したアワーフェイヴァリットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、中央障害4戦1勝、地方18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

5月1日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月9日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スタンダードカットに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ビクトリーメイクに交わされて約10馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2000年）

9月9日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

11月4日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のバンドオンザランに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2001年）

4月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月2日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた15戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月28日、中9週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったヤタガラスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた18戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、冬霞特別（大井ダート1790m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、年忘特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（2002年）

1月9日、連闘で迎えた20戦目は、目黒区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、若菜特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた22戦目は、銀嶺特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた23戦目は、若鮎特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスローマンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月30日、約8か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた27戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、フロイデ賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7歳（2003年）

1月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1四五（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月27日、中9週で迎えた33戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。