ジェイエムルマン（1996年生、母オールマイラブ）

ジェイエムルマン（1996年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナマイトダディ（当時8歳）と交配したオールマイラブが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦11勝2着4回。1999年の新緑賞(地方重賞)に勝利した他、1999年の駿蹄賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原定弘厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

10月6日、デビュー戦は原洋順騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のトミケンソロンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原洋順騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原洋順騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、コンコルドに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原洋順騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のウイニングテンザンに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（1999年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で原洋順騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で原洋順騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカチーノに5馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で原洋順騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ノヴァリスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイオーミステリーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったボナンザーローマンから半馬身差の2着に敗北した。

10月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトウジンキャサリンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、白川郷特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4歳（2000年）

9月15日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミカワタイガーに1馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

9月28日、中1週で迎えた16戦目は、高山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジーナを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3イ（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のツチキヨギンガに3馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクロマキバオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカルストンジョージを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ナリタジュネスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月7日、中2週で迎えた21戦目は、めいほう杯（笠松ダート1600m 小雪/重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（6戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナリタジュネスに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

4月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、レグルス賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。