シーキングザロマン（1995年生、母Hot Novel）

シーキングザロマン（1995年2月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時10歳）と交配したHot Novelが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害2戦0勝、地方26戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の’00フェイスフルレイン特別（6）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

4月9日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は522kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトワノタアボに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳戦の’98ベストステッキ特別（4）（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボールドチグサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアカギスリーに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヨイチケンリュウーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月17日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦のかながわ・ゆめ国体夏季大会記念特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトレシャインボーイに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月9日、中2週で迎えた6戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の銚子特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレインボーレオに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月23日、中4週で迎えた9戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2000年）

5月26日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦の青葉特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビショップサンダーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

7月31日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦のジュライ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカラブレンディーに半馬身届かず2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた12戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ホクトキングオーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦の秋草特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（9戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトーチェリーに1馬身半の差をつけて制した。

10月4日、中2週で迎えた14戦目は、2000川崎スター賞5（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったポルテボヌールから1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の白秋特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（11戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネショウスイセーから2馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた16戦目は、大野山特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（12戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた17戦目は、’00フェイスフルレイン特別（6）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（13戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のフロントフォンテンに1馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

6歳（2001年）

1月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（14戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月15日、約9か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた20戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（16戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（17戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた24戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

2月25日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（18戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた26戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

5月25日、中7週で迎えた27戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた29戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

12月21日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8歳（2003年）

1月6日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた34戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。13着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた35戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月5日、約4か月半の休み明けで迎えた36戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。