ケンブリッジケン（2003年生、母デコルタージュ）

ケンブリッジケン（2003年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋橋＋剣」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したデコルタージュが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方35戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月1日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月18日、中4週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた11戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサブノウメマツリに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディーエスザホープを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2007年）

1月22日、中3週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた16戦目は、荻窪特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月14日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、はづき特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5歳（2008年）

1月4日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したスキャターザヘヴンに3/4馬身届かず2着となった。

1月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミククィーンにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2 13（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2-18 19 20（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた31戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた32戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C2六アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2十（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた36戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた41戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中力騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた42戦目は、一般C3一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた43戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた44戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた45戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、はにわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。