メジェルダ（2013年生、母メリュジーヌ）

メジェルダ（2013年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地中海へ注ぐアフリカの河川。祖母、母に近い馬名の響きより」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したメリュジーヌが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。2015年のファンタジーステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額3,000万円（15万×200口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたブランボヌール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のブルーオリエントに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ウインミレーユにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、キャンディバローズにアタマ差交わされて2着となった。

12月13日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月18日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

8月6日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4歳（2017年）

2月19日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい18着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。