ハイアーレート（2011年生、母スルーレート）

ハイアーレート（2011年2月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「高確率。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したスルーレートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回、地方2戦1勝2着1回。2013年の札幌2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドシェンロンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（函館芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月19日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフィールザスマートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤンキーソヴリンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のレジェンドジョッキーズカップ（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ワンダーコロアールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月7日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4歳（2015年）

1月18日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

11月29日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

5歳（2016年）

4月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた18戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（16戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のガリャルダに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（17戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサヴァティアーノにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（18戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（2017年）

1月29日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（19戦3勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。