ナンブプレジデント（1986年生、母エルヒカリ）

ナンブプレジデント（1986年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は青鹿毛。種牡馬のトスター（当時13歳）と交配したエルヒカリが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）平取橋本牧場。戦績は、地方34戦16勝2着7回。主な勝ち鞍は1991年のアラブ王冠。

経歴

デビュー前

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1988年）

11月7日、デビュー戦は佐藤雅彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（盛岡ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は487kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノラツトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤浩一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモリゲンハヤテに9馬身の差をつけて優勝

12月3日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤浩一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテツトテイオーに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月10日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦の白雪賞（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパークリスに6馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（1989年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦のひばり賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤浩一騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のつつじ賞（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤浩一騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤浩一騎手（4戦2勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーサイドから1馬身差の2着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のビクトリーカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤浩一騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の北日本アラブ優駿（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤浩一騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤浩一騎手（7戦2勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパークリスから半馬身差の2着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のウイナーカップ（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパークリスに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦の日高賞（水沢ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパークリスに8馬身の差をつけて6勝目を手にした。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイワタケトモスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月27日、中3週で迎えた14戦目は、アラ系一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤雅彦騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラナルスコに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、紫桐杯（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤雅彦騎手（6戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったパーソロンセンプーから1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1990年）

4月1日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、及川良春騎手を鞍上に迎えて、IBC杯（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた17戦目は、アラ系一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノトライアンから4馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中5週で迎えた18戦目は、金蹄賞（盛岡ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（8戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた19戦目は、東北アラブチャンピオン（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（9戦6勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノトライアンをクビ差制して勝利を手に入れた。

8月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、せきれい賞（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤雅彦騎手（10戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスイセイユタカオーに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月15日、中3週で迎えた21戦目は、アラブ王冠（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤雅彦騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、新潟平成カップ（新潟(地)ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤雅彦騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、アラブ大賞典（盛岡ダート2500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤雅彦騎手（13戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシンタイガーに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月23日、中5週で迎えた24戦目は、紫桐杯（水沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤雅彦騎手（14戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビソウエルシドから6馬身差の2着に敗北した。

5歳（1991年）

4月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、IBC杯（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤雅彦騎手（15戦9勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウブラッキーから2馬身差の2着となった。

5月19日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、TV岩手杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤雅彦騎手（16戦9勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた27戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤雅彦騎手（17戦9勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアオイアンジヨに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月28日、中1週で迎えた28戦目は、アラブスプリントカップ（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤雅彦騎手（18戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のクラトウザイをクビ差制して勝利数を13に伸ばす

8月25日、中3週で迎えた29戦目は、せきれい賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤雅彦騎手（19戦11勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のナエボスターをクビ差制して勝利数を14に伸ばす

9月22日、中3週で迎えた30戦目は、アラブ王冠（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤雅彦騎手（20戦12勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のビソウエルシドをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

11月3日、中5週で迎えた31戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤雅彦騎手（21戦13勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミオーカンに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月5日、中4週で迎えた32戦目は、全日本アラブ大賞典（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤雅彦騎手（22戦14勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1992年）

5月17日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、アラ系一般（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は及川良春騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフクタカスカレーから2馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中3週で迎えた34戦目は、金蹄賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川良春騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。