スマートワン（2018年生、母ラブアクチュアリー）

スマートワン（2018年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「粋な奴」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したラブアクチュアリーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ヴェイルネビュラに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエレボアブランシュにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコスモノート決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノーブルパレスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月23日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に敗れた。

12月18日、中7週で迎えた13戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月28日、中0週で迎えた14戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2021ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの波佐見特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したイザニコスにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したロッソモラーレを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したノーダブルディップに半馬身届かず2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマイネルマーティンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月19日、中7週で迎えた22戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八雲特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

5歳（2023年）

5月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

6歳（2024年）

7月14日、約10か月の休養明けで迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2024年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。