ヴェイルネビュラ（2018年生、母リングネブラ）

ヴェイルネビュラ（2018年2月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「網状星雲」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したリングネブラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のジュニアカップ(オープン)に勝利した他、2024年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートワンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3歳（2021年）

1月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャンカズマを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月9日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

10月2日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月28日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

5歳（2023年）

1月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月18日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月14日、中7週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの鶴ヶ城ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月12日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のガイフウカイセイに2馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

6歳（2024年）

1月20日、中9週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックボイスから1馬身差の2着に敗北した。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィジュネルに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。