ミリオンデンジャー（2007年生、母Elaine’s Angel）

ミリオンデンジャー（2007年1月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のForest Danger（当時6歳）と交配したElaine's Angelが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方18戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月28日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたスペースウォッチ決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、エクストラセックに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月22日、中9週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月26日、中8週で迎えた12戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2011年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピエールマダムに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピエールマダムに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5歳（2012年）

1月22日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月21日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、ご期待を!1年後のJBC（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、ボジョレー収穫祭特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた23戦目は、能登島ガラス美術館特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2013年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、一般C4三（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシアカデミーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のファインスターに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月2日、連闘で迎えた27戦目は、かほく桜まつり特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムスリリングに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月30日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3二（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイヤイーグルに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月7日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田晃浩騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、カズトヨドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた33戦目は、小松クロスカントリー大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた34戦目は、苔玉作り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。