ザライズドラゴン（2005年生、母ヒワノエンジェル）

ザライズドラゴン（2005年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時6歳）と交配したヒワノエンジェルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、地方32戦7勝2着10回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3六七八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡信義から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2008年）

5月16日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月3日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ロートレックにクビ差交わされて2着となった。

4月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ファンタジーフォーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、一般C3十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のラブファンタジーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スマートアピールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アプローズアゲインに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、リトゥルスターに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月27日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ルイドルガバにクビ差交わされて2着となった。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて突き抜け、最後は2着のバンブートニーニョに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月12日、中5週で迎えた20戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプリンセスオブラヴに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月18日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマイネカリナンに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バブルガムロックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、中6週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、マイスターに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6歳（2011年）

1月26日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた27戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、オウシュウサンデーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月17日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフォルセティに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月15日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のゴールデンタイドを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のセトウチダッシュに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月20日、中5週で迎えた31戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンダムパルフェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。