グッドスペンサー（2018年生、母オスカルフランソワ）

グッドスペンサー（2018年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「良い+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時6歳）と交配したオスカルフランソワが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2021年のみちひでボソッと賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉岡泰治によって594万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

3月28日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

7月3日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8月21日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月1日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみちひでボソッと賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルククを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったディクテオンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスアレイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

6月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、大石直輝生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリンガスムーンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のセルリアンキングに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、内海特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

8月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、タツキング帝王杯!（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月29日、中5週で迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サンラクロスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、よっちゃん25さいナリ記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、渡辺幸治定年退職記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエディッタに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月8日、中3週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月3日、中3週で迎えた16戦目は、柴田台所富味10周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宮下瞳騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルバスドラコをハナ差振り切って5勝目を獲得した。

3月14日、中3週で迎えた19戦目は、ペガサス座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で宮下瞳騎手（12戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮下瞳騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月22日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、不二春樹誕生記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で宮下瞳騎手（14戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で宮下瞳騎手（15戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったコハルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。