サマーヒロイン（2006年生、母マイネオリーブ）

サマーヒロイン（2006年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女傑」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したマイネオリーブが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C1-7。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,300万円（6.5万×200口）で一口馬主が募集された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月24日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月3日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクスティングをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウワスーパーに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライドムーンに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月14日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウチャシフォンに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノブリリアントに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャシャリンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノブリリアントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサルヴェイションに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（8戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャシャリンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C3（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C5（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた20戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C3（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた21戦目は、一般C4（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は三村展久騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンチーターから1馬身差の2着となった。

4月25日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月2日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ばら祭シリーズブルーリバー（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。