カーロデスティーノ（2019年生、母ラインステッチ）

カーロデスティーノ（2019年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したラインステッチが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。2021年のブロッサムカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2022年のシンデレラオープン(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前野牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂田栄一によって165万円で落札された。

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月17日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルノビビッドに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったリコーヴィクターに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月22日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、コスモポポラリタにアタマ差交わされて2着となった。

11月9日、中2週で迎えた6戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月21日、中5週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の若鷹特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3歳（2022年）

1月20日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのシンデレラオープン（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のバレンタイン・フィリーズ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンのカサブランカオープン（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた12戦目は、ホクレンBB肥料特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のロドルフォブレインを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

8月16日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた14戦目は、3歳オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた15戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の馬い!男村っち淡路玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、スノーホワイト賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた18戦目は、千客万来特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、初夢特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4月20日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、フリオーソ賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャストフィットに交わされて1馬身差の2着となった。

5月25日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた22戦目は、雄大な日高山脈の麓日高町特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、フクノバルトランにクビ差交わされて2着となった。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、ベロニカ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったフーククリスタルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月10日、中3週で迎えた25戦目は、毎日の贅沢。らんこし米特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、スペイスフォースにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月7日、中3週で迎えた26戦目は、ビーラジ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5歳（2024年）

4月17日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、北海道富良野ホップ炭酸水特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（12戦1勝）。7頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定オープンのヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（13戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた29戦目は、牝馬限定オープンのノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。