ウエスタンマグマ（1985年生、母ウエスタンデイリー）

ウエスタンマグマ（1985年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウエスタンジヨージ（当時9歳）と交配したウエスタンデイリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は多田正弘。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方17戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

新貝一雄厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1987年）

12月29日、デビュー戦は山崎尋美騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1988年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクバロンリーから8馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーバーマリーンから1馬身半差の2着に敗北した。

3月29日、中5週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンタサーベルから2馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎尋美騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサハリンダンサーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブービーボーイから3馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニアルコダンサーからハナ差の2着に甘んじた。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のほおづき特別 1組（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシャコンヌに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のあさがお特別 1組（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャコンヌをアタマ差制して雨下の大激戦を制した。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、夏の大祭典賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオラクルレディからクビ差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた12戦目は、セプテンバーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎尋美騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた13戦目は、秋嶺特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎尋美騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた14戦目は、しもつき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎尋美騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダーネンキングからクビ差の2着に甘んじた。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、大晦日特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオーゴンアラナスに2馬身の差をつけて優勝

4歳（1989年）

1月24日、中2週で迎えた17戦目は、ジャニュアリー特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた18戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の千葉ステークス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったコウチセンプーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた19戦目は、G2のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5歳（1990年）

8月18日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は東信二騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るストレートクインを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。