ストレートクイン（1986年生、母ナミノヒビキ）

ストレートクイン（1986年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時7歳）と交配したナミノヒビキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着4回、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

武森辰巳厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1989年）

3月28日、デビュー戦は藤村和生騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は419kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤村和生騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエルエーブレーブに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤村和生騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワイゲルクインビーに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の白ばら特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤村和生騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤村和生騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤村和生騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤村和生騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターワジマから半馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のシャクナゲ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤村和生騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマスターヒルに3/4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤村和生騎手（8戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の月見草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤村和生騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローメリーから1馬身差の2着となった。

10月1日、中5週で迎えた11戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、セブンアイリスに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したシノブスパークに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（1990年）

1月13日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月12日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月16日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ウエスタンマグマに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のローマステーションに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトキノイレブン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月9日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の香取特別（中山芝1200m 外回り小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた30戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月30日、中3週で迎えた33戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（11戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた37戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。