スズカバンパイア（2008年生、母スズカパサー）

スズカバンパイア（2008年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋吸血鬼」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時7歳）と交配したスズカパサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の心ちゃん祝5周年記念。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月29日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた8戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の元気いっぱい大きくなあれ晨仁郎（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ファーマソフトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中0週で迎えた9戦目は、3歳戦の心ちゃん祝5周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガトーディマンシュに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒルノベーグルに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したルレーヴドメールを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルレーヴドメールに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

12月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアフェットに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で持原大志騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、テクノプレミアムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で持原大志騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、コスモアンフォセに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で持原大志騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のセーヌドパリをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

2月24日、中2週で迎えた18戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で持原大志騎手（10戦5勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイオーワールドを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

3月23日、中1週で迎えた20戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったケイオーワールドに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月20日、連闘で迎えた22戦目は、アイティ・コネクト記念（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、フジドリームエアラインズ杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は持原大志騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、ルックスホースマンクラブ記念（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、基至&真由子結婚記念杯（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったサマーロコガールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、七夕賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月24日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた29戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、肝だめし賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた30戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（12戦5勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた33戦目は、明日から開催!第3回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（13戦5勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた34戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったテーオージャングルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

1月18日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。