ハングリーベン（2014年生、母サマーコード）
Hungry Ben
2014.04.12
ハングリーベン（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「空腹の+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時7歳）と交配したサマーコードが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡 志尚。2016年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で2着に入った他、2019年の室町ステークス(オープン ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
武井亮厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2016年）
7月2日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。
8月14日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。
8月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトファングを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
10月1日、中4週で迎えた4戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したネコワールドにハナ差届かず2着となった。
10月23日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゲキリンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手に入れた。
11月23日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったローズジュレップに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
12月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
3歳（2017年）
9月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
10月22日、中5週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
12月2日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず最後はゴールドスークと並んで10着同着となった。
12月24日、中2週で迎えた11戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2017フェアウェルステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヒカリブランデー決め手に屈してクビ差の2着となった。
4歳（2018年）
5月13日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。
7月7日、中7週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。
5歳（2019年）
3月2日、約8か月の休養明けで迎えた14戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。
3月16日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
3月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクリムゾンバローズを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。
6月9日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
6月23日、中1週で迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のストロベリームーンに1馬身半の差をつけて優勝
8月18日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。
9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。
10月19日、中3週で迎えた21戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
11月24日、中4週で迎えた22戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。
12月8日、中1週で迎えた23戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。
6歳（2020年）
1月19日、中5週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着に入った。
2月23日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
3月21日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
4月19日、中3週で迎えた27戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。
5月24日、中4週で迎えた28戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。16着に終わった。
8月23日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。
12月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。
7歳（2021年）
1月17日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
3月21日、中8週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。
5月1日、中5週で迎えた33戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。
2021年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
6月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。
7月13日、中3週で迎えた35戦目は、ルビー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。
7月28日、中1週で迎えた36戦目は、高津オープン（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
8月29日、中4週で迎えた37戦目は、天下無双賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。
9月30日、中4週で迎えた38戦目は、オパールスプリント（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた39戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、行くよ?あたりまえじゃん。川崎市長選挙賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。
2021年10月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。