スナークダヴィンチ（2017年生、母トップコマチ）

スナークダヴィンチ（2017年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したトップコマチが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。2023年の松風月ステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2022年のりんくうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、杉本豊によって1,134万円で落札された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

4月19日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月10日、中2週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーシャンズに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

9月6日、中9週で迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったスマートアリエルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったザプラウドワンズにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒルノブルージュに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

11月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2021年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小崎綾也騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフルヴォートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のペプチドサンライズに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2022年）

4月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリノサンレオを半馬身振り切って優勝

6月5日、中4週で迎えた18戦目は、松風月ステークス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

9月24日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したケイアイドリーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた22戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた23戦目は、大和ステークス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオーロラテソーロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた26戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（11戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7歳（2024年）

2月28日、中8週で迎えた29戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた30戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、神田川オープン（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた32戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ゆりかもめオープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた33戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた34戦目は、ひまわり賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた36戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、TEL杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月25日、中6週で迎えた37戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、日本酒で乾杯のまち多可町特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。