サートゥルナーリア（2016年生、母シーザリオ）
Saturnalia
2016.03.21
サートゥルナーリア（2016年3月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「公現祭での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り。母名より連想」。2019年にJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したシーザリオが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦3勝。2019年の皐月賞(G1)に勝利した他、2018年のホープフルステークス(G1)を制するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 3戦3勝 [3-0-0-0/3]
- 総賞金国内
- 9,414万円
- 生年月日
- 2016年3月21日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 黒鹿毛
- 厩舎
- 角居勝彦栗東
- 馬主
- （有）キャロットファーム
- 生産者
- ノーザンファーム
- 一口馬主募集クラブ
- キャロットクラブ
- 一口馬主募集価格
- 1億4,000万円35万円×400口
- 抹消情報
- 中央：2021年1月20日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Sayajirao＝Dante | 7×7 | 1.56% |
| きS | Secretariat＝Syrian Sea | 5*6 | 4.68% |
| きS | His Majesty＝Graustark | 5*7 | 3.9% |
| きM | Harina＝プリメロ | 7*7 | 1.56% |
| 牡 | Northern Dancer | 5*6*6×4*6 | 14.06% |
| 牡 | Nijinsky | 7×5 | 3.9% |
| 牡 | Native Dancer | 6*7×6 | 3.9% |
| 牡 | Buckpasser | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Nearco | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Bull Page | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Princequillo | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡S | Nasrullah | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Hail to Reason | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | Turn-to | 6*6*7 | 3.9% |
| 牡M | Hyperion | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Special | 6×5 | 4.68% |
| 牝 | Somethingroyal | 6*7×6 | 3.9% |
| 牝 | Almahmoud | 7×6*6 | 3.9% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- キングマンボ系
- ファミリーナンバー
- 16-a
レース成績
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額1億4,000万円（35万×400口）で一口馬主が募集された。
角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
6月10日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディープダイバーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
10月27日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジャミールフエルテに1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。
12月28日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤジャスタに1馬身半の差をつけて2歳中距離王の座を射止めた。
3歳（2019年）
4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴェロックスをアタマ差振り切ってクラシックの一冠目を手中に収めた。
5月26日、中5週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。
9月22日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴェロックスに3馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルを獲得した。
10月27日、中4週で迎えた7戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。
12月22日、中7週で迎えた8戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.スミヨン騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったリスグラシューにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。
4歳（2020年）
3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサトノソルタスに2馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルを奪取した。
6月28日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
2021年1月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。