トキノローズ（2008年生、母カネツシークレット）

トキノローズ（2008年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時11歳）と交配したカネツシークレットが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、地方31戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のダイヤモンド特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2010年）

10月29日、デビュー戦は山林堂信彦騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は420kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

3歳（2011年）

1月3日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ブルーフドウに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイアイゼウスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月3日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ヨユウノヨッチャンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のパールロマンスに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2012年）

6月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

7月16日、中4週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて突き抜け、最後は2着のマイネスウィートに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月3日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、トーセンファミリアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリアライズキングに5馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

10月9日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバンダに3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

11月22日、中5週で迎えた14戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、深谷特選和牛協議会賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の年忘れ特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2013年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、菜の花特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた18戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のメジャーピースをアタマ差振り切って6勝目をマークした。

5月30日、中3週で迎えた19戦目は、すずらん賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月19日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、（公社）群馬県畜産協会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、冬桜賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた22戦目は、グッドラック賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見越彬央騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

6歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見越彬央騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で見越彬央騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見越彬央騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のプラススキーラブをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月28日、中4週で迎えた26戦目は、ポピー賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で見越彬央騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた27戦目は、行田「忍城」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で見越彬央騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた28戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、エルタニン特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた29戦目は、秩父龍勢賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のクラウンビュレットに1馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の新涼特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ウエルカムパーティに交わされて1馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1三四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。