ヘラクレスノット（2020年生、母ブリシンガメン）

ヘラクレスノット（2020年4月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ヘラクレスの結び。ギリシャ時代の金の装飾品のデザイン」。毛色は栗毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時7歳）と交配したブリシンガメンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年のオッズパーク杯(一般C1)。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月24日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

4月15日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったコルデアニルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月13日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月15日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 小雨/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月25日、中0週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月8日、中5週で馬体重を前走から39kg増やして迎えた13戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、C8組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソリッドステートを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアルプスソングに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、着衣初特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラミシェルに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、雪見特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したハーイに半馬身届かず2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた18戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般A6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般A7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアオラキに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた20戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、花霞特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワールドミッションに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、草若葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（6戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた22戦目は、鵜飼開き特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月15日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月18日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月20日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。