シゲノランボー（1988年生、母オンワードニシキ）

シゲノランボー（1988年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時13歳）と交配したオンワードニシキが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。戦績は、中央平地22戦3勝2着5回、中央障害1戦0勝、地方17戦4勝2着4回。1993年のドンカスターステークス(オープンハンデ)に勝利した他、1994年の大阪城ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浜月睦生厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1990年）

12月21日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトゥインクルサンズに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

1月25日、中4週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月25日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホーユージョオーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のコスモス特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた9戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシルバーステッキ特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトワンダーから1馬身半差の2着となった。

11月13日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカイソクアラシに3/4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた11戦目は、千両特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアマゾンフォンテンから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

1月29日、中6週で迎えた12戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた13戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシムラウイングから3/4馬身差の2着となった。

5月13日、中7週で迎えた14戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた15戦目は、パール特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンリョウナムラから4馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、吾妻橋特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、ルナ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクラタローに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月3日、中9週で迎えた18戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウワハゴロモにハナ差届かず2着となった。

11月22日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハヤテディマンシュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチアズパワーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

3月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビワユウザンをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイスポットに9馬身の差をつけて制した。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったホクセイアンバーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で須貝尚介騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウビトリアを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

12月11日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で須貝尚介騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6歳（1994年）

1月31日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で須貝尚介騎手（11戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた31戦目は、G2の阪神大賞典（中京芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムハリケーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（14戦3勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（15戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、カシオペアステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（16戦3勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（17戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（18戦3勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（19戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7歳（1995年）

1月28日、中6週で迎えた39戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた40戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は須貝尚介騎手（20戦3勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。